「蒸し暑い」はHotじゃない?「Muggy」や「Humid」など夏の暑さを表す英語10選
日本の夏といえば、肌にまとわりつくような不快な湿気。私たちがつい口にする「今日は暑いね」という言葉、英語ではすべて「It's hot.」で済ませていませんか?
実は、英語には「湿度の高さ」や「日差しの強さ」など、暑さの質によって使い分けるバリエーション豊かな表現が存在します。これらを使いこなせると、ネイティブとの会話がぐっと自然になり、感情も伝わりやすくなります。
今回は、7月から8月にかけての日本の夏を表現するのに欠かせない、暑さを表す英語10選をご紹介します。
1. 日本の夏の代名詞「蒸し暑い」を表す単語
日本の夏を英語で説明するなら、単なる「Hot」よりも「湿気」に焦点を当てた言葉が最適です。
① Humid(ヒューミッド)
気象予報などでも使われる「湿度が高い」を意味する最も一般的な単語です。
It's very humid today.
(今日はとても湿度が高いですね。)
② Muggy(マギー)
「蒸し暑くて不快な」というニュアンスを含む口語表現です。日本の梅雨明け直後のような、ジメジメした暑さにぴったりの言葉です。
I hate this muggy weather.
(この蒸し暑い天気は嫌になりますね。)
③ Steamy(スティーミー)
スチーム(蒸気)の中にいるような、熱気がこもった状態を指します。サウナのような暑さを表現する時に使われます。
The kitchen is steamy and hot.
(キッチンに熱気がこもって蒸し暑いです。)
2. 「不快指数」が高まった時のベタつく暑さ
汗が止まらない、肌がベタベタするといった感覚を伝える英語です。
④ Sticky(スティッキー)
「粘り気のある」という意味から転じて、汗で肌がベタつくような暑さを表します。
It’s so sticky that I want to take a shower right now.
(ベタベタして、今すぐシャワーを浴びたいくらいです。)
⑤ Sultry(サルトリー)
「蒸し暑くて風が通らない」ような、重苦しい暑さを指します。しばしば、夜の寝苦しい暑さを表現するのにも使われます。
It was a sultry July night.
(それは、うだるような7月の夜でした。)
3. 日差しが痛い!「強烈な暑さ」を表す表現
湿気ではなく、太陽の光が突き刺さるような「猛暑」を表現する言葉です。
⑥ Scorching(スコーチング)
「焼け付くような」「焦げるほど熱い」という意味です。地面から熱気が上がってくるような、まさに「猛暑日」にふさわしい表現です。
It's scorching hot outside!
(外は焼け付くような暑さだよ!)
⑦ Sizzling(シズリング)
ステーキを焼く時の「ジュージュー」という音を指す言葉で、それほどまでに熱いことを意味します。
A sizzling summer day.
(ジリジリと暑い夏の日。)
⑧ Sweltering(スウェルタリング)
「うだるような暑さ」を意味し、暑さのあまりぐったりしてしまうような状況を表します。
We are sitting in a sweltering office.
(私たちは、うだるように暑いオフィスに座っています。)
4. ネイティブが使う「極限の暑さ」の慣用句
単語一つで表すよりも、より強調した響きになるフレーズです。
⑨ Boiling hot(ボイリング・ホット)
「沸騰するほど熱い」という、非常に分かりやすい強調表現です。
I'm boiling! Can we turn on the AC?
(茹だりそうだ!エアコンをつけてもいい?)
⑩ Like a furnace(ライク・ア・ファーネス)
「溶鉱炉(暖炉)のようだ」という比喩表現で、建物の中や車の中が異常に熱くなっている時に使います。
It's like a furnace in this car!
(車の中がサウナ(溶鉱炉)みたいに熱いよ!)
まとめ:状況に合わせた「暑さ」の使い分けで表現力アップ
英語で「暑さ」を伝えるとき、その原因が「湿度」なのか「直射日光」なのかを意識して言葉を選ぶだけで、相手に伝わる臨場感が大きく変わります。
ジメジメして不快なら: Muggy / Humid
肌がベタつくなら: Sticky
日差しが強烈なら: Scorching
これらの語彙を使い分けることで、7月の挨拶や日常会話がより豊かになります。今年の夏は「It's hot.」を卒業して、より具体的な表現にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
適切な言葉を選んで、周囲とのコミュニケーションを涼やかに、そしてスムーズに楽しみましょう。
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