なぜ10月(October)は「8」を意味するのか?英語の月の名前に隠された歴史の謎


英語で10月を意味する「October」。しかし、英語学習を進める中で「オクトパス(タコ=足が8本)」や「オクターブ(8音階)」と同じ「Oct」という語源を持っていることに気づき、「なぜ10月なのに『8』なの?」と疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。

実は、このズレには古代ローマの歴史と、私たちが現在使っているカレンダーの成り立ちに関する驚きの理由が隠されています。

この記事では、10月の英語名の由来から、なぜ数字が2つずつズレてしまったのかという歴史の謎、そしてビジネスや日常会話でそのまま使える10月の英語フレーズまで詳しく解説します。この記事を読めば、単なる暗記ではない「生きた英語の知識」が身につくはずです。


10月(October)の語源は「8番目の月」

結論から言うと、Octoberの「Octo」はラテン語で「8」を意味します。

現代の感覚で見れば、10月は1年で10番目の月ですから、非常に紛らわしいですよね。同じように、他の月も数字がズレています。

  • September(9月): 「Septem(7)」

  • October(10月): 「Octo(8)」

  • November(11月): 「Novem(9)」

  • December(12月): 「Decem(10)」

このように、9月から12月まではすべて、本来の意味から「2つ」後ろにズレているのです。なぜこのような現象が起きたのでしょうか。


謎を解く鍵は「古代ローマの暦」にあり

この数字のミスマッチが起きた理由は、古代ローマで使われていた**「ロムルス暦」**という最初のカレンダーにあります。

1. 昔は1年が「10ヶ月」しかなかった

古代ローマの初期、1年は現在の3月から始まり、12月で終わる「10ヶ月制」でした。冬の期間は農業ができないため、名前すら与えられていなかったのです。

  • 1番目の月:March(3月)

  • …中略…

  • 8番目の月:October(現在の10月)

当時は文字通り、Octoberは8番目の月として正しく機能していました。

2. 1月と2月が「後付け」された

その後、冬の空白期間を埋めるために「January(1月)」と「February(2月)」がカレンダーの先頭(または最後)に追加されました。これにより、もともと8番目だったOctoberは、押し出される形で「10番目」へと移動してしまったのです。

名称だけはそのまま残ったため、「8という意味なのに10番目の月」という現在の不思議な状態が生まれました。


10月の英語表記・読み方・正しい略し方

歴史を学んだところで、実用的な英語表記をおさらいしましょう。

  • 正式表記: October

  • 読み方: オクトーバー(アクセントは「to」の部分)

  • 短縮表記: Oct.

ビジネス文書やスケジュール帳では、3文字で省略するのが一般的です。省略を示すピリオド(.)を忘れないようにしましょう。


10月にまつわる英語の関連語彙とシーズンフレーズ

10月は秋が深まり、さまざまな行事がある季節です。語彙力を高める関連キーワードをチェックしましょう。

季節を表す言葉

  • Late autumn: 晩秋

  • The air is crisp: 空気がひんやりとして清々しい

  • Harvest moon: 中秋の名月(10月に見られることも多い)

行事・イベント

  • Halloween(ハロウィン): 10月31日の大イベント

  • Sports Day(スポーツの日): 日本の10月の祝日(第2月曜日)

10月の挨拶メール例文

ビジネスや親しい友人へのメールに使えるフレーズです。

  • I hope you’re having a great start to October.

    (素晴らしい10月のスタートを切っていることと思います。)

  • The autumn colors are starting to show here.

    (こちらは紅葉が始まりました。)

  • Wishing you a cozy and wonderful October.

    (心地よく、素晴らしい10月をお過ごしください。)


知っておくと役立つ!10月の「お宝」知識

「Indian Summer」の本当の意味

10月に突然訪れる、夏のような暖かい晴天を Indian Summer(小春日和) と呼びます。ビジネスの雑談(スモールトーク)で「It feels like an Indian summer today, doesn't it?」と使うと、非常にネイティブらしい表現になります。

10月の誕生石と誕生花

ギフトやカードのメッセージに添えるとおしゃれです。

  • Birthstone(誕生石): Opal(オパール)、Tourmaline(トルマリン)

  • Birth flower(誕生花): Marigold(マリーゴールド)、Cosmos(コスモス)


まとめ:由来を知れば英語はもっと面白くなる

「なぜ10月はOctober(8)なのか?」という謎の答えは、古代ローマの暦改訂によって月が2つずれてしまったという歴史的背景にありました。

こうした単語の語源(エティモロジー)を知ることは、単なる丸暗記よりも記憶に定着しやすく、英語学習の楽しさを広げてくれます。

次に「October」という文字を目にしたときは、ぜひその背後にある2000年以上の歴史を思い出してみてください。日常の何気ない英単語が、少し違って見えるかもしれません。



10月の英語表現をマスター!スペル・略称から季節の挨拶・行事フレーズまで徹底解説


このブログの人気の投稿

【ビジネス英語】年末年始の挨拶メール術|Happy Holidaysの使い方と送る時期

語彙力で差がつく!「cute」以外の褒め英語30選|ネイティブが日常で使う表現とは?