顔の産毛脱毛は何回でツルツルになる?施術回数と効果の目安を徹底解説
「顔の産毛をなくして、メイクのノリを良くしたい」「顔色をパッと明るく見せたい」と考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが顔脱毛です。しかし、いざ始めようと思っても「何回通えば効果が出るの?」「産毛はしぶといって聞くけど本当?」と不安に感じる方も少なくありません。
顔の毛は体毛に比べて細くて薄いため、実は脱毛の難易度が少し高めと言われています。せっかくお金と時間をかけるなら、納得のいく結果を手に入れたいですよね。
この記事では、顔の産毛脱毛に必要な回数の目安から、効果を実感しやすくするためのポイント、さらにはサロンとクリニックの違いまで、専門的な視点で詳しく解説します。あなたの肌が理想の「つるすべ状態」になるための最短ルートを見つけましょう。
顔の産毛脱毛に必要な回数と期間の目安
顔脱毛は、使用する機器(医療レーザーか光脱毛か)によって必要な回数が異なります。また、個人の満足度(自己処理が楽になればいいのか、完全に産毛をゼロにしたいのか)によってもゴールは変わります。
医療脱毛(美容クリニック)の場合
医療用レーザーはパワーが強いため、比較的少ない回数で変化を実感しやすいのが特徴です。
3回〜5回: 毛が細くなってきた、自己処理の頻度が減ったと感じるレベル。
8回〜10回: 産毛がほとんど気にならなくなり、メイクのノリが劇的に良くなるレベル。
12回以上: 産毛一本ない、完全にツルツルの状態を目指す場合。
美容脱毛(脱毛サロン)の場合
光脱毛(フラッシュ脱毛)は肌への刺激を抑えながら、回数を重ねて徐々に毛を減らしていきます。
6回〜10回: 毛の生えるスピードが遅くなった、少し薄くなったと感じるレベル。
12回〜18回: 自己処理がほぼ不要になり、肌のトーンアップを実感できるレベル。
20回以上: 徹底的に産毛をなくし、満足のいく仕上がりを目指す場合。
顔の毛は「毛周期(毛が生え変わるサイクル)」が早いため、一般的には1ヶ月〜2ヶ月に1回のペースで通うのが理想的です。
なぜ顔の産毛は回数がかかりやすいのか?
「ワキや足はすぐに効果が出たのに、顔はなかなか減らない」という声を聞くことがあります。それには、顔特有の毛の性質が関係しています。
1. メラニン色素が少ない
多くの脱毛機は、毛に含まれる黒い色素(メラニン)に反応して熱を発生させます。しかし、顔の産毛は細く、色が薄いため、レーザーや光が反応しにくいという性質があります。そのため、太い毛に比べて1回あたりのダメージが少なくなってしまうのです。
2. 毛穴の密度が高い
顔は他の部位に比べて毛穴の数が非常に多いエリアです。表面に見えている毛は全体のわずか一部であり、休止期にある毛穴から次々と新しい毛が生えてくるため、全体のボリュームを減らすのに時間がかかります。
顔脱毛で得られる驚きのメリット
回数はかかりますが、顔の産毛をなくすことで得られる恩恵は非常に大きいです。単に「毛がなくなる」以上の美容効果が期待できます。
化粧ノリが劇的にアップする
肌の表面を覆っていた産毛がなくなることで、ファンデーションが肌にピタッと密着するようになります。粉浮きやヨレが軽減され、夕方の化粧崩れも気にならなくなります。
肌のトーンが明るくなる
日本人の産毛は薄い茶色や黒色をしているため、密集していると顔全体がくすんで見えがちです。この「毛の影」がなくなることで、肌本来の明るさが引き立ち、美白ケアをしたかのような透明感が生まれます。
毛穴トラブルの予防
産毛がなくなると、毛穴に古い角質や皮脂が詰まりにくくなります。これにより、ニキビ予防や毛穴の引き締め効果が期待でき、キメの整った健やかな肌へと導かれます。
効率よく効果を出すための「3つの鉄則」
限られた回数で最大限の効果を引き出すためには、日々のスキンケアとクリニック・サロン選びが重要です。
① 保湿を徹底する
乾燥した肌はバリア機能が低下しており、脱毛の熱による刺激を受けやすくなります。また、肌が硬くなると毛が抜けにくくなることもあるため、毎日の保湿を念入りに行い、肌を柔らかく保つことが大切です。
② 日焼け対策を怠らない
脱毛期間中の日焼けは厳禁です。肌が黒くなるとレーザーが肌表面に反応してしまい、火傷のリスクが高まるだけでなく、出力を下げざるを得なくなるため効果が半減してしまいます。
③ 産毛に強い脱毛機を選ぶ
最近では、メラニン色素ではなく「毛包(毛の種を作る組織)」にアプローチする蓄熱式脱毛(SHR方式など)が登場しています。これらは細い産毛にも高い効果を発揮するため、顔脱毛を検討する際は、導入されている機種をチェックすることをおすすめします。
施術を受ける際の注意点とリスク管理
顔は非常にデリケートな部位です。トラブルを避けるために以下の点に注意しましょう。
硬毛化のリスク: 稀に、細い毛に刺激を与えることで逆に毛が濃くなってしまう「硬毛化」という現象が起きることがあります。万が一に備え、保証制度がある施設を選ぶと安心です。
当日のメイク: 基本的にメイクは落とした状態で施術を受けます。施術直後は肌が敏感になっているため、低刺激なスキンケアを心がけ、強い摩擦を避けてください。
まとめ
顔の産毛脱毛は、理想の肌を手に入れるまでに医療脱毛で8〜10回、美容脱毛で12〜18回程度がひとつの目安となります。回数は必要ですが、完了した後の「毛穴レスな透明肌」は、日々のメイクやスキンケアを格段に楽しくしてくれるはずです。
まずはカウンセリングで自分の肌質や毛量を確認してもらい、最適なプランを立てることから始めてみてはいかがでしょうか。コツコツと回数を重ねることで、鏡を見るのが楽しみになる最高の素肌を手に入れましょう。