妊娠中の肌トラブルに!皮膚科医がおすすめする安全なスキンケア


「妊娠してから、肌が敏感になって何を使えばいいか分からない…」そう悩んでいませんか?

妊娠中は、ホルモンバランスの変化で肌質が変わり、いつも使っていた化粧品が合わなくなったり、乾燥やニキビなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

今回は、皮膚科医が推奨する、妊娠中のデリケートな肌でも安心して使えるスキンケアのポイントと、おすすめの成分について解説します。


1. 妊娠中の肌トラブル、その原因は?

妊娠中に起こりやすい肌トラブルの原因は、主に以下の2つです。

  • ホルモンバランスの変化: プロゲステロンというホルモンが増加することで、皮脂の分泌が増え、ニキビや毛穴の詰まりが起こりやすくなります。

  • バリア機能の低下: 妊娠中は、免疫機能が低下し、肌のバリア機能も弱まるため、外部刺激に敏感になり、乾燥や肌荒れが起こりやすくなります。

これらの変化に対応するためには、肌に優しく、保湿と保護を重視したスキンケアが重要です。


2. 皮膚科医がおすすめするスキンケアのポイント

基本は「シンプルケア」

たくさんの種類の化粧品を使うよりも、化粧水、乳液、クリームなど、基本的なアイテムでシンプルにケアすることが推奨されます。

  • 洗顔: 洗顔料は、泡立ちが良く、摩擦が少ないものを選びましょう。ゴシゴシ洗うのは厳禁です。

  • 保湿: セラミドヒアルロン酸グリセリンなど、肌にもともと存在する保湿成分が配合された製品を選びましょう。

  • 日焼け止め: 紫外線は、シミや肝斑を悪化させる原因になります。日焼け止めは、紫外線吸収剤不使用のノンケミカル(紫外線散乱剤)タイプで、SPF値が低めの、肌への負担が少ないものを選びましょう。

肌の調子に合わせて選ぶ

妊娠中の肌は日々変化します。

  • 乾燥が気になる時: 保湿力の高いクリームや、ワセリンなどでしっかり蓋をしましょう。

  • ニキビが気になる時: 油分の多いクリームは避け、ノンコメドジェニック(ニキビができにくい)処方の化粧水やジェルタイプの保湿剤を選ぶのがおすすめです。


3. トラブルが起きたら自己判断せず皮膚科へ

肌トラブルがひどい場合は、自己判断で市販薬を使ったり、民間療法を試したりするのは避けましょう。

  • 専門家への相談: かかりつけの産婦人科医や皮膚科医に相談し、適切な治療法やスキンケアの指導を受けることが最も安全です。

  • 内服薬や外用薬: 妊娠中でも安全に使える内服薬や外用薬もあります。医師の指示に従って正しく使いましょう。

最後に

妊娠中のスキンケアは、成分に気を配ることはもちろん、肌の状態に合わせて柔軟に対応することが大切です。

「これを塗らなきゃ!」と神経質になるよりも、「心地よいな」と感じるスキンケアを続けることが、お腹の赤ちゃんにとっても、ママにとっても良いことです。

ぜひ、今回ご紹介したポイントを参考に、ご自身にぴったりのスキンケアを見つけて、快適なマタニティライフを過ごしてください。

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